【阪神ジュベナイルフィリーズ2024】有力馬紹介

競馬に関する事

12月8日15時40分、京都競馬場で2歳牝馬限定GⅠ競走・阪神ジュベナイルフィリーズが発走となります。

外国調教馬であるメイデイレディが参戦し、フルゲート18頭に対して26頭が登録を行っておりました。
抽選の結果、ジューンエオスとショウナンザナドゥが出走できる馬になりました。

阪神ジュベナイルフィリーズ2024、出走馬

枠番-馬番 馬名
(騎手/所属)

1-1 ヒップデイジー  
(幸英明/西・松下武士)
1-2 テリオスララ   
(M.デムーロ/東・田島俊明)
2-3 ダンツエラン   
(団野大成/西・本田優)
2-4 ジャルディニエ  
(北村友一/西・奥村豊)
3-5 ジューンエオス 
(藤岡佑介/西・武英智)
3-6 モズナナスター  
(田口貫太/西・矢作芳人)
4-7 ミストレス   
(坂井瑠星/西・矢作芳人)
4-8 カワキタマナレア 
(鮫島克駿/西・杉山佳明)
5-9 ショウナンザナドゥ
(池添謙一/西・松下武士)
5-10 ブラウンラチェット
(Cルメール/東・手塚貴久)
6-11 クリノメイ    
(荻野琢真/西・須貝尚介)
6-12 アルマヴァローチェ
(岩田望来/西・上村洋行)
7-13 コートアリシアン 
(戸崎圭太/東・伊藤大士)
7-14 ランフォーヴァヴ 
(松山弘平/西・福永祐一)
7-15 リリーフィールド 
(武豊/西・小崎憲)
8-16 スリールミニョン 
(永島まなみ/西・高橋康之)
8-17 メイデイレディ
(Lデットーリ/米国・Jリー)
8-18 ミーントゥビー  
(松岡正海/東・堀内岳志)

全頭2歳牝馬、負担斤量は全頭55キロ。
※メイデイレディは外国調教馬。

関西馬は13頭。
関東馬はテリオスララ、ブラウンラチェット、コートアリシアン、ミーントゥビーの4頭。
そして外国馬メイデイレディが参戦。

2歳牝馬限定の女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズ。
阪神競馬場が改修中のため、今年は京都競馬場での開催となります。

阪神ジュベナイルフィリーズ2024、個人的注目馬

まだまだ精神的肉体的に幼い2歳の牝。
そのため輸送の影響などで実力を出し切れない馬もいると思います。
普段、ブログで出走馬を書くときは所属厩舎名を省略するのですが、今回は記載しました。

この18頭の中で、私が個人的に注目している競走馬についてお話させていただきます。

メイデイレディ

アメリカから参戦するメイデイレディ。
鞍上は世界的な名手ランフランコ・デットーリ。
アメリカの競走馬は2歳時から積極的に競走に参加させることが多く、心身の完成も早いイメージがあります。

【血統】
メイデイレディの父タピットはエーピーインディ系の種牡馬で、日本ではグランアレグリアの母の父として有名です。
母のネモラリアは、ヘイロー系の父とミスタープロスペクター系の母との間に産まれた牝馬です。

5代血統表のいずれかにミスタープロスペクターの名があり、父はエーピーインディ系なので、バリバリのアメリカ血統と言えます。
パワーを必要とする競馬が得意だと推測できます。

【戦績】
4戦3勝2着1回。
8月4日、サラトガ競馬場の芝1700mでデビューし勝利。
9月8日、芝1600mのリステッド戦・ケンタッキーダウンズジュベナイルフィリーズを勝利。
10月4日、キーンランド競馬場の芝1700m戦のGⅡジェサミンステークスで重賞勝利。
4戦目となったGⅠブリーダーズカップ・ジュベナイルフィリーズでは、先に抜け出した欧州の2歳牝馬レイクヴィクトリアを捉えきれず2着でした。

【課題】
ブリーダーズカップで見せた能力を発揮できれば連対もあり得ると思います。
課題は、右回りの京都競馬場の3コーナーから4コーナーにかけての上り下りと、17番枠からの発走という点だと思います。

 

ブラウンラチェット

新馬戦からコンビを組んでいるルメール騎手が継続騎乗のブラウンラチェット。
当日の脚質は先行と想定しています。

【血統】
父はディープインパクト系のキズナ。
母はフォエヴァーダーリングで、母の父はエーピーインディ系のコングラツ。
半兄にはフォーエバーヤング(父リアルスティール)がいます。

父キズナは日本生産馬なのですが、サンデーサイレンス系×ストームキャット系なので、血統の起源はアメリカと言えます。
母フォエバーダーリングは、エーピーインディ系×ノーザンダンサー系でアメリカ血統です。
母方の血統は中距離を走れるスタミナを持っていると思われます。

【戦績】
2戦2勝。
9月16日、中山競馬場のデビュー戦で勝利。
10月26日、東京競馬場のGⅢアルテミスステークスで重賞勝利を飾っています。
収得賞金2000万円

【課題】
アルテミスステークスでは操縦性が良さそうに見えました。
しかし「初の関西輸送が競走にどのような影響を与えるのか」が未知数です。
また馬体が440キロ前後と小さいのが気になります。

 

ショウナンザナドゥ

9頭中2頭の抽選を突破して阪神ジュベナイルフィリーズに出走するショウナンザナドゥ。
2022年のセレクトセールでは2億350万円(税込み)で落札されました。
騎手は新馬戦からコンビを組み続けている池添謙一騎手です。

【血統】
父はブラウンラチェットと同じくキズナ。
母のミスエーニョは、エーピーインディ系の父プルピットと、ストームキャット系の母マッドキャップエスカペイドの産駒となります。
半姉に今年のGⅢフラワーカップ勝ち馬のミアネーロがいます。

【戦績】
6月1日の新馬戦でダノンフェアレディの2着後、6月22日の未勝利戦で勝ち上がりました。
10月26日、東京競馬場のGⅢアルテミスステークスで、先に抜け出したブラウンラチェットを捉えきれず3着。
収得賞金400万円。

【課題】
京都競馬場で2戦して好タイムを記録している事は評価できる点だと思います。
アルテミスステークスで追い抜けなかったブラウンラチェットとミストレスとの差の埋め方が課題となります。

 

ミストレス

1戦1勝の状態で挑んだアルテミスステークスで2着に入り、賞金加算に成功。
鞍上はアルテミスステークスと同じく坂井瑠星騎手が務めます。
当日の脚質は逃げと想定しています。

【血統】
父はブラウンラチェット、ショウナンザナドゥと同じくキズナ。
母のチェロキーメイドンは、ミスタープロスペクター系の父ディストーティドヒューモアと、インテント系の母フォークロアの産駒となります。

【戦績】
10月12日、新馬戦で古川奈穂騎手(斤量51)を背に勝利。
10月26日、東京競馬場のGⅢアルテミスステークスでブラウンラチェットに差され2着。
収得賞金1000万円。

【課題】
スタートが早い点は評価できると思います。
初の右回り、初の京都競馬場での競走にどのように対応するかが課題となります。

ランフォーヴァヴ

開業1年目の福永祐一厩舎所属で、GⅡデイリー杯2歳ステークスの勝ち馬。
今回、松山弘平騎手と初コンビを組み事になります。
当日の脚質は差しを想定しています。

【血統】
父は短距離王・ロードカナロア。ロードカナロアの父はキングカメハメハ。
母のキネオダンサーの父はディープインパクトで、母はミスタープロスペクター系のオールアイキャンセイイズワウです。
マイルより距離の短いスプリント競走の方が合っているかもしれません。

【戦績】
9月15日の中山競馬場・芝1600mの新馬戦で6着後、10月6日の京都競馬場・芝1400mで勝ち上がり。
11月9日のデイリー杯2歳ステークスを勝利し、重賞初制覇。
今回は中3週で参戦。収得賞金2300万円。

【課題】
前走のデイリー杯2歳ステークスが少頭数だったのに対し、今回はフルゲート18頭での競走になることが気になります。

 

 

※20241206ーここで一旦終了。時間があれば他の馬の情報もまとめようと思います。



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