≪2023年≫社台スタリオンステーションで繋養されている種牡馬の種付料

種牡馬

2019年のGⅠ・朝日杯フューチュリティステークスの勝ち馬サリオスの初年度種付料が発表されました。

今回は、サリオスを含む社台スタリオンステーションで繋養されている種牡馬の種付料について記事にしていこうと思います。

社台スタリオンステーションの種牡馬≪2023年≫

社台スタリオンステーションで繋養されている種牡馬の2023年シーズンの種付料は以下のとおりになります。

  • アドマイヤマーズ …250万円(±0)
  • イスラボニータ  …150万円(±0)
  • エピファネイア …1800万円(±0)
  • オルフェーヴル  …350万円(±0)
  • キズナ     …1200万円(±0)
  • キタサンブラック…1000万円(+500)
  • クリソベリル   …300万円(±0)
  • コントレイル  …1200万円(±0)
  • サトノアラジン  …100万円(±0)
    →ブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養
  • サトノクラウン  …150万円(+50)
  • サトノダイヤモンド…250万円(-50)
  • サリオス       …150万円(新種牡馬)
  • サートゥルナーリア…800万円(+100)
  • シスキン     …250万円(-50)
  • スワーヴリチャード…200万円(±0)
  • ダイワメジャー  …PRIVATE
  • ダノンキングリー …200万円
  • ドレフォン    …700万円(±0)
  • ナダル      …350万円(-50)
  • ニューイヤーズデイ…250万円(±0)
  • ハービンジャー  …350万円(-50)
  • ブリックスアンドモルタル…600万円(±0)
  • ボエティックフレア…500万円(-100)
  • マインドユアビスケッツ…400万円(+200)
  • ミッキーアイル  …250万円(±0)
  • モーリス     …800万円(+100)
  • リアルスティール …300万円(±0)
  • ルヴァンスレーヴ …300万円(+50)
  • ルーラーシップ  …350万円(+50)
  • レイデオロ    …700万円(±0)
  • レッドファルクス …50万円(-30)
    →レックススタッドで繋養へ
  • ロゴタイプ    …50万円(-30)
    →レックススタッドで繋養へ
  • ロードカナロア…1200万円(-300)

※ダイワメジャー以外は、種付料の支払条件は受胎確認後で、フリーリターン特約が付帯されています。

 

種付料が増加した馬、減少した馬

種付料のトップはエピファネイアの1800万円で、去年は単独2位だったロードカナロアの種付料は1200万円になり、キズナ、コントレイルと同額になりました。

初年度産駒からイクイノックスを輩出したキタサンブラックの種付料は2倍の1000万円になり、主にダートで活躍する産駒を出しているマインドユアビスケッツの種付料も2倍の400万円になりました。

キタサンブラックとマインドユアビスケッツの種付料が2倍になったことと、ロードカナロアの種付料が年々下がってきていることが気になるところです。

ロードカナロアの種付料の推移

競走馬時代のロードカナロア (JBISのホームページより画像引用)

ロードカナロアの種付料の推移を見ていきましょう。

  1. 2014年 …500万円
  2. 2015年 …500万円
  3. 2016年 …500万円
  4. 2017年 …500万円
  5. 2018年 …800万円
  6. 2019年…1500万円
  7. 2020年…2000万円
  8. 2021年…1500万円
  9. 2022年…1500万円
  10. 2023年…1200万円

種付料500万円で種牡馬デビューしたロードカナロアの種付料は、初年度産駒のアーモンドアイ、2世代目産駒のサートゥルナーリアなどの活躍により増加していきました。

ロードカナロアは今年で15歳となります。
サートゥルナーリアが2021年に種牡馬デビューし、今年7歳となりました。

サートゥルナーリア産駒のデビューは2024年ですが、社台スタリオンステーションは、キングカメハメハ→ロードカナロア→サートゥルナーリアというように世代交代を考えているのだと思います。

 

“2023年・新種牡馬”サリオス

2019年にGⅠ・朝日杯フューチュリティステークスを勝ち、翌年2020年のGⅠ・皐月賞と、GⅠ・日本ダービーでコントレイルの2着だったサリオスが種牡馬デビューします。

サリオスの父ハーツクライは2021年に種牡馬を引退しています。

現時点でのハーツクライ後継種牡馬の一番手は、ホープフルステークス勝ちのダノンザキッドを輩出しているジャスタウェイだと思います。

ジャスタウェイは現在ブリーダーズ・スタリオン・ステーションで繋養されており、2022年の種付料は200万円(受胎条件)で、今年は250万円(同条件)と設定されているので、サリオスの種付料150万円(受胎確認)は妥当な金額なのかと思います。

 

ディープインパクト産駒による後継種牡馬争いが激化している中で、同じサンデーサイレンス系のハーツクライ産駒の後継種牡馬争いがあまり盛り上がっていないので、サリオスには期待したいと思います。

サリオスにとっては、同じハーツクライ産駒の日本ダービー馬ドウデュースが種牡馬入りするまでが勝負だと思います。

 

3歳春までのサリオスは、“三冠馬”となるコントレイルのライバルでしたが、秋ごろからマイル路線を走るようになりました。

4歳春に中距離のGⅠ・大阪杯に出走し、馬場が悪い中でレイパパレの5着。
勝ち馬のレイパパレからは1秒1離されましたが、3着コントレイル、4着のグランアレグリアとのタイム差は0秒2でした。

この大阪杯の後は完全にマイル路線を走り、時にスプリントのGⅠ・高松宮記念も走ったりしていて、個人的には「なぜ、中距離を走らせないのだろう?」と思っていました。

 

サリオスには、宝塚記念や秋の天皇賞に挑戦して欲しかったですね。

サリオスの仔には中距離GⅠを勝ってもらって、サリオスにも中距離適性があったことを証明してほしいです。



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