イクイノックスの全妹・イクシード、新馬戦を圧巻のパフォーマンスで勝ち上がり。
2025年10月12日の東京競馬場・芝2000メートル(牡牝混合)の新馬戦で、イクイノックスの全妹がデビューし、初戦で勝ち上がりました。
勝利タイムは2分00秒2で、上がり600メートルは34秒1。
前半のタイムラップは、
13.0-11.9-12.0-12.1-12.4(61.4)
後半のタイムラップは、
12.4-12.3-11.5-11.4-11.2(58.8)
前半と後半で2秒6差もあるスローペースなので、逃げ先行馬が有利なレース展開となりました。
実際に、1着馬から8着馬までのうち、2着、4着、5着、7着、8着馬の5頭が逃げ先行馬でした。
勝ち馬イクシードの推定上がりタイムは33秒4でメンバー最速。
2着馬のモンシーク、3着馬のフォンドルレールの推定上がりタイムは2位タイの34秒。
【イクシード】
12頭立ての12番枠からの発走となったイクシードのスタートはあまり良いスタートとは言えませんでしたが、「問題ない」と言わんばかりに即座に立て直します。
スタート直後の第2コーナーから最終第4コーナーにかけての道中は、前の馬を壁にしながらも、蓋をされないように外々を走っていました。
最終直線に入ると徐々に加速し、残り200メートルを切った所で先頭に立つと、そのまま押し切り勝ち。
レース映像を何度か確認しましたが、鞍上のルメール騎手が、ほとんどムチを使用していないように見えました。
ムチを使わなくても、最終直線であれだけ反応良く加速ができるのですから「乗りやすい馬なのどろう」と感じました。
2戦目もこのようなレース運び、ラストスパートができるのなら、来年のクラシック候補の上位になると思います。
父キタサンブラック、母シャトーブランシュ(母父キングヘイロー)
2023年02月26日生まれの牝馬。生産者はノーザンファーム。
馬主はシルクレーシング。一口20万円・募集500口(総額1億円)
美浦の木村哲也厩舎所属。
半兄にヴァイスメテオール(父キングカメハメハ)、全兄にイクイノックスという重賞勝ち馬がいる。
半姉のミスビアンカ(父ロードカナロア)は2勝クラスを勝ち上がり引退。
同じく半姉のガルサブランカ(父キズナ)は1勝クラスを勝ち上がっている現役馬。
【モンシーク】
2着のモンシークは新馬戦を勝てるくらいの良い競馬をしましたが、イクシードがそれ以上の競馬をしてしまったのが今回の敗因だと考えています。
1番枠発走のモンシークの道中は、先頭からあまり差のない内側3番手を走っていました。
最終直線で上手に馬群から抜け出しましたが、後方から来たイクシードに並びかけられたところで、松山弘平騎手が左ムチを入れるとフラつく場面がありました。
このフラつきは気になりましたが、全体的なレース運びは良かったので、この調子でいけば、いずれ勝ち上がれると思います。
父スクリーンヒーロー、母エピックガール(母父ディープインパクト)
2023年02月11日生まれの牡馬。生産者は三嶋牧場(浦河町)。
馬主はフォレストレーシング。
栗東の橋口慎介厩舎所属。
エピックガールの初仔。
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