【札幌記念】横山武史騎手が“宿敵”シャフリヤールに騎乗予定【私の競馬記録】

2023年7月21日【私の競馬記録】

一昨年の日本ダービー馬・シャフリヤールが今年のＧⅡ札幌記念に出走することを表明しており、その鞍上は横山武史騎手が務めることが発表されました。

シャフリヤールと横山武史騎手のコンビは、今回が初となります。

シャフリヤールと横山武史騎手

イチ競馬ファンである私は「横山武史騎手にとって、シャフリヤールは“宿敵”なのではないか？」と考えてしまいます。

２０２１年、横山武史騎手はエフフォーリアと共にＧⅠ皐月賞に勝利。
その後、同コンビはＧⅠ日本ダービーに駒を進め、“あと少しでダービー勝利”というところで福永祐一騎手が騎乗するシャフリヤールの強襲に遭い、惜しくもハナ差の２着に敗れたのでした。

この年、エフフォーリアは横山武史騎手と共にＧⅠ天皇賞・秋と有馬記念を連勝し、年度代表馬に選出されました。
横山武史騎手はタイトルホルダーに騎乗し、ＧⅠ菊花賞を勝利したのでした。

 

「もしエフフォーリアと横山武史騎手が日本ダービーを勝利していたら」ということを考えると、「エフフォーリアはクラシック三冠制覇を目指して菊花賞に出走したのではないか？」「そうしたら横山武史騎手はタイトルホルダーに騎乗せず、あのような大逃げは見られなかったのではないか？」「エフフォーリアが秋の天皇賞に出走しなければ、コントレイルと福永祐一騎手は同レースを勝っていたのではないか？」などと想像してしまいます。

 

今年になり、ＧⅡ京都記念で競走を中止したエフフォーリアは競走馬を引退し、現在は種牡馬となりました。
日本ダービーで、横山武史騎手の前に立ちふさがった福永祐一さんは騎手を引退し、調教師に転身しました。

エフフォーリアの主戦騎手だった横山武史騎手が、同馬のライバルだったシャフリヤールに騎乗するという事には感慨深いものがあります。

 

ちなみに、横山武史騎手がシャフリヤールに騎乗すると、「２０２１年のクラシック勝ち馬３頭に騎乗した」ことになります。

 

日本ダービー勝利後のシャフリヤールはＧⅠジャパンカップに出走し、コントレイルの３着に入着。
翌年２０２２年から、その鞍上はＣ・デムーロ騎手が務めるようになり、海外ＧⅠドバイシーマクラシックを制した後は５着以内には入着するけれど、勝ちきれないレースが続いています。

「昨日の敵は今日の友」という言葉がありますが、横山武史騎手とコンビを組むことによって、シャフリヤールに良い結果が訪れると良いですね。

 

競馬ファンの反応

＞武史のダービー制覇を阻止された馬に武史が乗る　これもまた競馬であり面白いのよね～ どんな騎乗するのか楽しみでしかない

 

＞なんとも皮肉な新コンビ

 

＞今年のダービーでも痛恨のクビ差負けだったからな・・ ライバル馬に騎乗するのも、経験として良いのか

 

＞サンデーレーシングと藤原先生はどんな思いで横山武史にシャフリヤールの騎乗依頼を出したのだろう…そしてどんな思いで騎乗依頼を受けたのだろう…

 

＞シャフリヤールは福永祐一騎手が手が引退ちゃって、横山武史騎手はエフフォーリアが引退しちゃってその2人が手を取り合いの泣けるな場面その激アツをG1ではなくG2の札幌記念でやるの 粋

 

私と同じように、横山武史騎手がシャフリヤールに騎乗することに感慨深い思いを抱いた競馬ファンが多いように見受けられました。