【ジャパンカップ2024】優勝ドウデュース!弩級の超スローペースを走った14頭
《2024年11月29日21時30分》
YouTubeに当記事の動画版を投稿しました。
動画版では上位5頭と外国馬、そしてカラテとソールオリエンスを中心とした動画構成となっております。
※ブログ版については、一応書き終えたので、公開することにしました。
誤字脱字などの細かい修正を入れることはあるかもしれませんが、現在のところ、内容の変更は考えておりません。
【ジャパンカップ2024】結果とペース
ジャパンカップ2024
11月24日(日)15:40
東京競馬場・芝2400(芝:良)
【結果】※は同着
- ドウデュース (2分25秒3)
- シンエンペラー (同上)※
- ドゥレッツァ (同上)※
- チェルヴィニア (2分25秒9)
- ジャスティンパレス(2分26秒0)
【外国馬の成績】
- ゴリアット(6着)
- オーギュストロダン(8着)
- ファンタスティックムーン(11着)
【ラップタイム】
()内は通過タイム
- 12.7
- 11.4
- 13.0 (600m-37.1)
- 12.9 (800m-50.0)
- 12.2 (1000m-1.02.2)
- 12.3 (1200m-1.14.5)
- 12.5 (1400m-1.27.0)
- 12.6 (1600m-1.39.6)
- 12.5 (1800m-1.52.1)
- 11.5 (2000m-2.03.6)
- 10.8 (2200m-2.14.4)
- 11.1 (2400m-2.25.2)
【競走の感想】
過去10年のジャパンカップを振り返ってみると、2019年のスワーヴリチャードの2分25秒9が最遅。
今回走破タイムは、2016年のキタサンブラックの勝ち時計2分25秒8に続く2分25秒5で、過去10年で3番目のスロー決着。
《スワーヴリチャード優勝2019年のペース》
◆2分25秒9(曇・重馬場)
12.8 – 11.3 – 12.3 – 12.2 – 11.7 –
(1000m通過タイム…60秒3)
12.2 – 12.1 – 12.0 – 12.1 –
(中盤800メートル…48秒4)
12.4 – 12.2 – 12.6
(上がり600m…37秒2)
《キタサンブラック優勝2016年のペース》
◆2分25秒8(小雨・良馬場)
13.3 – 11.3 – 12.6 – 12.3 – 12.2-
(1000m通過タイム…61秒7)
12.5 – 12.7 – 12.3 – 11.9 –
(中盤800メートル…49秒4)
11.2 – 11.4 – 12.1
(上がり600m…34秒7)
《ドウデュース優勝の2024年のペース》
◆2分25秒5(晴・良馬場)
12.7 – 11.4 – 13.0 – 12.9 – 12.2 –
(1000m通過タイム…62秒2)
12.3 – 12.5 – 12.6 – 12.5 –
(中盤800メートル…49秒9)
11.5 – 10.8 – 11.1
(上がり600m…33秒4)
スワーヴリチャードが優勝した時の馬場は重馬場、キタサンブラックが優勝した時は良馬場でしたが、競走時には小雨が降っていました。
以上の2競走は天候、馬場状態の関係でタイムが出にくいのが納得できます。
しかし今回のジャパンカップは天候や馬場状態が良いのに、超弩級スローペースで「完全な上がり600mだけの勝負」であることが一目瞭然です。
ちなみに、前日の1勝クラスよりも0秒8晴遅い走破タイムでした。
《前日第7競走・3歳以上1勝クラス》
◆2分24秒7(晴・良芝2400m)。
12.8 – 11.5 – 12.2 – 12.3 – 12.5 –
(1000m通過タイム…61秒3)
12.3 – 11.9 – 11.9 – 11.9 –
(中盤800メートル…48秒0)
11.7 – 11.8 – 11.9
(上がり600m…35秒4)
今回のジャパンカップでの一番の特徴は、1000m通過後の中盤800mで一度も11秒台を計測していません。
前日の1勝クラスが徐々にペースを上げていますが、今回のジャパンカップは、そういうことが無かったので「完全な上がり600mだけの勝負」と言えます。
「完全な上がりだけの勝負」ということは、道中のペースが緩いスローペースなので、逃げ先行馬は、無理なく“前目の競馬”ができます。そのため、最終直線では余力を残している逃げ先行馬の方が有利となるという常識があります。
その常識から考えると、逃げていたシンエンペラー。途中から先頭に立ったドゥレッツァが有利になることが理解できますし、実際に上記2頭が2位同着となっていることから、その常識が作用していました。
しかし、今回のジャパンカップでは追い込み馬のドウデュースが常識外の脚を見せ、優勝したのでした。
【全頭に対する感想】
ジャパンカップ2024に参戦した競走馬について、データを交えながら個人的な感想を書いていこうと思います
ドウデュース
ドウデュースの上がり600mのタイムは32秒7で出走メンバーで最速。天皇賞・秋の上がり32秒5だったので、秋古馬GⅠ2戦連続で上がり32秒台を叩き出しています。
内枠発走のドウデュースはスタート直後に、馬込に包まれないように外側のポジションを取りに行き道中は後方待機。
超弩級のスローペースを我慢させられながら走るドウデュースが印象的でした。
3コーナーから徐々に進出して最終直線で武豊騎手が“拘束”を解くと、あっという間に加速して内側にいたチェルヴィニアを置き去りにしていきました。
武豊騎手のジョッキーカメラの映像を見ると、チェルヴィニアを抜き去る時のスピードが時速69キロで、今競走でのドウデュースの最大瞬間風速でした。えぐい…。
2歳で朝日杯フューチュリティステークスを勝ち、3歳で皐月賞3着を確保し、次走の日本ダービーでは勝利。4歳時にアクシデントを乗り越えて有馬記念を勝利。
そして今年、ドバイ国際競走で結果を残せず、帰国後の宝塚記念で敗戦を味わってからのGⅠ連勝。
騎手が抑えて、外々を走らされても走る気を無くさず2400mを走り切った今回のジャパンカップ。
武豊騎手のドウデュースに対する“競馬教育”の集大成を見たような気がします。
種牡馬入りは確実でしょうから、無事に現役生活を終えてほしいと思います。
シンエンペラー
逃げたシンエンペラーが最終直線でも伸びて2着同着。上がり600mのタイムはドウデュースに次ぐ2位の33秒1。
シンエンペラーは3歳の牡馬なので、今回の負担斤量は古馬の牡馬より2キロ軽い56キロでした。しかし、凱旋門賞(仏国・GⅠ)から中6週での出走であることを考慮すると、この結果は大健闘と言えます。
個人的に、去年の京都2歳ステークスから応援し続けてきたので、今年一年の成長を見ていると嬉しいの一言に尽きます。
シンエンペラーを管理する矢作調教師の愛弟子・坂井瑠星騎手が主戦騎手を務めているのも良いですね。
坂井瑠星騎手は“競馬IQ”が高い騎手なので、“買える騎手”だと個人的には思っています。
アクシデントが無ければ、来年の古馬戦線では主役級になると思います。
米国×欧州血統のフランス産馬でありながら、日本競馬に適応している所を見ると、調教の重要性を再認識させられます。
今年の10月。日本軽種馬協会はシンエンペラーの全兄で、凱旋門賞馬のソットサスを種牡馬として日本に輸入しました。
ソットサスの種付け料は250万円と発表されています。
シンエンペラーの活躍次第で、自身だけではなく、その兄ソットサスの種牡馬価値もさらに高まると思われます。
ちなみに、これまでの獲得賞金が3億7000万円になりました。
シンエンペラーの購入価格は210万ユーロ(当時約3億円)です。
額面金額だけで考えると、オーナーの藤田晋氏に購入価格分の賞金を持ち帰ってきたシンエンペラー。
「一銭でも多くぶんどる(稼ぐ)」をスローガンに掲げている矢作調教師、流石です。
まあ、馬主デビューしたばかりで超大金を出すオーナーの精神も凄いですね。
今後も応援したいと思える馬と陣営です。
ドゥレッツァ
中盤から先頭に立ったドゥレッツァも最終直線で33秒4の末脚を使ったので、シンエンペラーと同時入線の2着。
2023年の菊花賞を見ても分かる通り、ドゥレッツァは自在性が高い馬です。
今回の競走で、そのドゥレッツァの特徴を活かしたヴュイック騎手は見事だと思います。
タイトルホルダーにしてもドゥレッツァにしても、ドゥラメンテ産駒は心肺能力が高いと思います。
ドゥラメンテの早逝が本当に悔やまれます。
教科書通りの騎乗をする騎手より、対応力のある騎手の方がドゥレッツァには合うかもしれません。
ちなみにですが、多くの“競馬評論家”たちに「現4歳世代は弱い」と散々言われてきいるのを見て、この世代を応援している私は悔しい思いをしてきました。
しかし、大阪杯の勝ち馬は日本ダービー4着のべラジオオペラ。
宝塚記念の2着馬は皐月賞馬・ソールオリエンス。
天皇賞・秋の2着馬は日本ダービー馬・タスティエーラ。
そして今回は菊花賞馬・ドゥレッツァ。
結果を出してくれて嬉しく思います。
チェルヴィニア
上がり33秒4の末脚を使ったチェルヴィニアは、ジャスティンパレスのやや前で競馬をしていたので、上がりが0秒1速かったジャスティンパレスの追撃を凌ぎ切りました。
先頭から5番手以内で競馬をしていましたが、この超弩級のスローペースから瞬発力勝負へのギアチェンジが古馬混合レベルではなかった印象です。
鞍上のルメール騎手が「ドウデュースと同じような脚は使えなかったです」というコメントを残しています。
勝ったドウデュースの勝利を称えているのか?ただ単に比較しただけなのか?それとも…。
チェルヴィニア自体は、今年のオークスと秋華賞を勝利しているだけあって、来年の牝馬戦線の注目馬であることには変わりはないのですが、主戦騎手であるルメールのモチベーションが気になります。
チェルヴィニアの距離適性は1800~2200mで、展開的には若干ハイペースの方が良いのかもしれません。
ジャスティンパレス
中団待機策のジャスティンパレスの上がりタイムは33秒3でメンバー中3位。最終直線で伸びたものの、シンエンペラーやドゥレッツァ達を捉えきれず5着。
超弩級のスローペースは、ハイペース型長距離馬のジャスティンパレスには合わない展開でした。
合わない展開ながらも5着に入るあたりは、さすがGⅠ勝ち馬ということですかね。
5歳のジャスティンパレス。今後は年齢との勝負になるかもしれません。
ゴリアット(外国馬)
フランスの外国馬・ゴリアットも中盤から前目の競馬をしていて、上がりが33秒5でゴールし6着。
初の日本競馬、日本でもトップ級の馬たちが出走した今回のジャパンカップで、ゴリアットには“キングジョージ勝ち馬”の実力と意地を見せてもらったと思います。
現地に滞在しながらの調整、所謂“エルコンドルパサー式トレーニング”を日本で行ったら、日本の中~長距離競走で活躍するかもしれません。
競走前はゴリアットの共同馬主であるジョン・スチュワート氏のプロレストークが話題になりましたが、競走後は日本の競馬ファンに感謝の言葉を残して帰国しました。
「来年も来日して欲しい」と思える馬と陣営でした。
スターズオンアース
スターズオンアースは終始、前目の競馬をしていたのですが、上がり33秒8だったので、後続馬に抜かされることになり7着でした。
8か月の休み明けということを考慮すると、今回の競走でこれ以上のタイムを望むのは厳しいと思います。
それでもこのメンバー相手にこの走りを見せてくれたのは、流石の一言です。
牝馬5歳の秋、スターズオンアースの現役卒業も近くなってきたのでしょうか。
血統的にはミスタープロスペクターの4×3のクロスがありますが、サンデーサイレンスの血が濃くはないので、サンデーサイレンス系の人気種牡馬との交配が可能な点が魅力的です。
オーギュストロダン(外国馬)
“ディープインパクト産駒最後の世代”アイルランドの外国馬・オーギュストロダンは8着。
チェルヴィニアの約半馬身右斜め後ろを走っていて、上がりタイムはチェルヴィニアより0秒1遅い33秒5。
展開が合えばまた違う着順だったのかな、と想像してしまいます。
馬体的、走法的にはディープインパクトに似ているように感じました。
オーギュストロダンの馬体重が454キロであることが判明したのは良い収穫でした。馬体重までディープインパクトに似ていました。
来年のオーギュストロダンは種牡馬としての生活が始まります。初年度の種付け料は3万ユーロ(約480万円)と発表されています。今後は欧州でディープインパクトの血を広めていってほしいと思います。
ダノンベルーガ
今回の上がりタイムは33秒4だったダノンベルーガは9着。
ドウデュースが勝利した日本ダービーで一番人気だったこの馬も5歳秋を迎えてしまいました。
獲得賞金は4億円を超えていますが、GⅠは未勝利で、重賞勝ちは3歳時の共同通信杯(GⅢ)のみ。
前走の天皇賞・秋、そして今回を見る限り、能力は下降気味なのかもしれません。
出来ればGⅠを勝利して引退してほしい馬の一頭です。
シュトルーヴェ
今年の春、GⅡ日経賞とGⅡ目黒記念を連勝して挑んだ宝塚記念では11着で、GⅠ挑戦2戦目となるシュトルーヴェは10着。
スタートは出遅れて後方からの勝負。
上がりのタイムは33秒4を記録しましたが、一桁着順の獲得はならず。
距離が2400m以上のGⅡまでであれば掲示板に載るだけの力はあるだけに、今回も“GⅠの壁”に苦戦したように見えます。
5歳の騙馬ということで、繫殖入りの未来はありませんが、“GⅠ勝ち馬”という未来を掴んでほしいと思います。
ファンタスティックムーン(外国馬)
ドイツから来日した外国馬ファンタスティックムーン。
女性調教師・シュタインベルク氏の“ワンオペ運用”が話題になりました。
道中は最後方で待機の競馬をして、上りは33秒5。
初の日本競馬に、この超弩級のスローペース。
鞍上のピューピュレク騎手・シュタインベルク調教師ともに、「想定してた展開ではなく、この馬本来の力を発揮させられなかった」旨のコメントを残しております。
今後は香港ヴァースに出走せず、種牡馬入りするとのことです。
初年度の種付けは9000ユーロ(約145万円)と発表されています。
数年後、ファンタスティックムーンの産駒がジャパンカップに参戦する事を期待したいと思います。
ブローザホーン
今年の宝塚記念優勝後に出走したGⅡ京都大賞典で大敗してから調子を崩しているブローザホーンは12着でした。
昨年の京都大賞典では心房細動を発症して競走中止。
今年の京都大賞典では大敗。
競走の舞台か時期か…、ブローザホーンにとって京都大賞典は相性が悪い競走なのかもしれません。
ブローザホーンはエピファネイア産駒のGⅠ勝ち馬なので、岡田スタッドグループで種牡馬となる可能性が高いと思います。
復調した姿を見せてほしいという思いもありますが、5歳の秋ですので、無理はしないでほしいという思いもあります。
ブローザホーンの進路が気になりますね。
カラテ
重賞2勝の8歳馬カラテは13着でした。
ちなみに、2022年のジャパンカップに参戦した時は8着でした。
血統、実績、年齢の面から現在のカラテにとって厳しい競走になることは、カラテ陣営の馬主・小田切光氏と音無秀孝調教師は百も承知だったと思います。
しかし、陣営…とくに小田切オーナーは、「“音無秀孝厩舎所属の九州代表”として参戦したい」という思いから空手を出走させたのかな、と感じています。
70歳になった音無調教師は来年2月で定年退職となることもから、「定年を迎える音無調教師のGⅠを贈ろう」という雰囲気を、馬主・騎手の皆様から強く感じます。
鞍上は前走に引き続き杉原誠人騎手。
2022年まで藤沢和雄厩舎に所属していましたが、藤沢調教師の定年退職により厩舎は解散。現在の杉原騎手はフリーの騎手です。
名門と呼ばれる藤沢厩舎に所属していただけあって良い騎乗をします。
最近、重賞勝ちが増えてきて嬉しいです。
今回のジャパンカップ。現在のカラテには妥当な着順だったと思いますが、ジャパンカップを経験できたことに対して杉原騎手は、小田切オーナーと音無調教師に感謝のコメントを残しています。
心術道徳を大事にする日本の武道精神を見せてくれたカラテ陣営には感謝申し上げます。
小田切一族の馬と、杉原騎手の騎乗に今後も期待したいところです。
ソールオリエンス
「道悪巧者で、良馬場での瞬発力勝負では不利」という事が明らかになってしまったソールオリエンス。
能力の高い馬が集まった今回のジャパンカップで、ソールオリエンスが掲示板に載る着順を確保するには、何かしらの奇策が必要でした。
競走前の厩舎レポートを読むと、手塚調教師は「今回もジョッキーと相談して直線で外に出すような競馬ができれば、この相手でも通用してもいいのではないかと思っています」というコメントを残していました。
今までのソールオリエンスは追込み型で直線一気の競馬をしていましたが、手塚調教師のコメントを読んだときに、「今回は少し前目、中団待機策を取るのではないか」と思っていました。
実戦では超弩級のスローペースだったので、シンエンペラーを追うような形でソールオリエンスは2番手で競馬をすることになりました。
競走後の横山武史騎手のコメントでは「調教師の先生とは攻めた競馬をしようと話していたんです。すんなりと2番手を取れましたが、スローの“よーいドン”の瞬発力勝負になった分、勝負どころで置かれてしまいました」というコメントを残しています。
結果は横山武史騎手のコメント通り、瞬発力勝負についていけず、14着でした。
最終直線で他の13頭に付いていけなくなっていたので、故障を疑いましたが、そのような情報は確認できておりません。
「ソールオリエンスが故障した」という情報が無いことは良い事なのですが、今回の大敗の理由が気になりました。
3分3秒で決着した菊花賞で3着だった馬が、超弩級のスローペースでスタミナ切れを起こすでしょうか?
ソールオリエンスの弱点の様なものが、また一つ見えた気がしました。
それは「馬込を極端に嫌う傾向が強い」という事です。
道中を中団内側を走っていた去年の日本ダービーの時はそこまで考えていませんでした。しかし去年暮れの有馬記念、そして前走の天皇賞・秋の最終直線と、今回のジャパンカップの映像を見返しているうちに、そのような仮説が浮かんできました。
ソールオリエンスが馬込を嫌う、または、他馬に外から捲られると弱気になるのであれば、先行ではなく単騎で逃げるか、後方の外々を走って、最終直線を迎えるしかありません。
「成功を勝ち取る最も確実な方法は、常に“もう一度だけ挑戦する”ことである」
アメリカの発明家であるトーマス・エジソンの言葉
5歳となるソールオリエンスの巻き返しに期待したいです。
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