【レース回顧】GⅢ中山牝馬ステークス2024を振り返る(土曜/中山11R)

競馬予想

2024年3月9日、中山競馬場で開催されたGⅢ中山牝馬ステークスは、単勝5番人気のコンクシェルが逃げ切り勝ちで幕を閉じました。

GⅢ中山牝馬ステークス2024の結果

1着⑦コンクシェル   (岩田望来、53㎏)
2着⑭ククナ      (戸崎圭太、55㎏)
3着⑤シンリョクカ   (木幡初也、54㎏)
4着⑮フィールシンパシー(横山琉人、53㎏)
5着⑪コスタボニータ  (西村淳也、55㎏)
6着①タガノパッション (大野拓弥、53㎏)
7着③クリノプレミアアム(松岡正海、55.5㎏)
8着⑩アレグロモデラート(木幡功也、50㎏)
9着⑬フィアスプライド (ルメール、56㎏)
10着⑫ルージュエクレール(菅原明良、52㎏)
11着⑯ラヴェル     (横山武史、54㎏)
12着⑥グランスラムアスク(古川奈穂、52㎏)
13着②ルージュリナージュ(丸田恭介、53㎏)
14着④キタウイング   (杉原誠人、53㎏)
15着⑨ファンタジア   (原優介、 51㎏)
16着⑧ヒップホップソウル(北村宏司、55㎏)

【出来事】
⑤シンリョクカ号の木幡初也騎手は、発走後まもなく内側に斜行したことについて戒告。
(被害馬:②ルージュリナージュ)

※主催者発表のものをご確認ください。

予想と結果確認

◎…⑪コスタボニータ …5着
〇…⑬フィアスプライド…9着

▲…⑭ククナ     …2着
△…⑦コンクシェル  …1着
△…⑧ヒップホップソウル…16着

★…①タガノパッション…6着

4番手評価の⑦コンクシェルが優勝し、3番手評価の⑭ククナが2着に入着しました。
本命の⑪コスタボニータは勝ち馬から0秒3差の5着。
注目馬①タガノパッションは0秒3差の6着。
単勝一番人気で、私が対抗にした⑬フィアスプライドは0秒4差の9着。
「出走馬全頭が横一線でゴールできるように」というハンデ戦に相応しいタイム差だったと思います。

単勝2番人気で、5番手評価のヒップホップソウルが1秒8差の最下位だったことが気になります。

 

GⅢ中山牝馬ステークス2024のレース回顧

スタートから約8秒後、⑤シンリョクカが内側に斜行し②ルージュリナージュの進路が狭くなる。

第1コーナーで⑦コンクシェルが先頭に立ち、その外には⑮フィールシンパシーが位置する。

コンクシェルとフィールシンパシーの後方には⑧ヒップホップソウル、その外には⑪コスタボニータ。内側には⑥グランスラムアスク、最内にはシンリョクカという陣形になる。

一番人気の⑬フィアスプライドは先頭から約10馬身離れて追走。そのフィアスプライドを見る形で⑭ククナが追走。

第1コーナーから第2コーナーの中間地点でコンクシェルが完全に先頭に立つ。フィールシンパシーが2番手、シンリョクカが3番手で追走。

第2コーナーを出て向こう正面に入ったところで、馬群の中団に位置していた⑯ラヴェルがややかかり気味なって追走。その後ろに①タガノパッション。その外にはフィアスプライド。その2頭に挟まれるようにルージュリナージュが追走。

5ハロン・1000mの通過タイムは1分1秒5。
ラップタイムは13.0 – 12.0 – 12.4 – 12.2 – 11.9。
重から稍重に回復した中山競馬場・芝1800mの1000mということを考えれば、平均ペースといえる。

第3コーナー途中で、内側コンクシェル、その外にはフィールシンパシー、ヒップホップソウル、フィアスプライドが横一線となる。

第3コーナーから第4コーナーに向かう途中で、ククナが大外から上がってくる。

ロスなく第4コーナーを曲がり切ったコンクシェルが引き続き先頭。それをフィールシンパシーが追走する。最内の方では最短距離で追走していたシンリョクカがコーナーワークで3番手に浮上。

最終直線、コンクシェルが逃げる。フィールシンパシーが追走。内枠の方ではシンリョクカがスパート。

フィールシンパシーの後方にいたフィアスプライドの外からククナが上がってくる。

中山競馬場の急坂を登ってもコンクシェルの勢いが落ちない。フィールシンパシーの勢いが落ちるが、内を走るシンリョクカの勢いは落ちない。ククナが上がってくる。

先頭のコンクシェルがゴールイン。勝ちタイムは1分49秒0。
上りタイム35秒8、出走メンバー3位タイの末脚でククナがシンリョクカを捉えたが、コンクシェルまでは届かず2着。

上り4ハロン・800mのタイムは47秒5。
ラップライムは11.3 – 11.9 – 11.7 – 12.6。

開催5日目を終えた中山競馬場。

ヒップホップソウルの大敗理由を考える

最終直線を迎えたとき、ヒップホップソウルの勢いは著しく落ちていました。

単純にスタミナ切れの可能性を考えてみましたが、2400mのGⅠオークスでの走破タイム2分24秒4、勝ち馬から1秒3差の6着。2000mのGⅡ紫苑ステークスは1分58秒1で2着、GⅠ秋華賞では2分2秒1で9着という成績を残しています。

実績、血統面から考えてもスタミナがもたなかったとは考えにくいです。

走る気をなくしたのかもしれません。

パトロールビデオでヒップホップソウルを追いかけてみると、第3コーナー付近で、外を走っていたフィアスプライドに接触しているように見えます。

この時点で脚がもつれた可能性も考えられます。

故障でなければよいのですが。

 

明日3月10日は、中京競馬場でGⅡ金鯱賞、阪神競馬場でGⅡフィリーズレビューが開催されます。
楽しみです。



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