【札幌記念2023】実績馬が揃ったがゆえに、予想するのが難しい気がする
札幌競馬場で開催されるGⅡ札幌記念。
今年も“真夏のスーパーGⅡ”に相応しい豪華なメンバーが出走します。
能力の高い馬はどの馬か?
横山武史騎手が騎乗することでさらに注目が集まる一昨年の日本ダービー馬・シャフリヤール。
シャフリヤールと同世代で今年のGⅠ大阪杯の勝ち馬ジャックドール。
昨年12月の香港ヴァーズを勝ちGⅠ馬となったウインマリリン。
この3頭のGⅠ馬を筆頭に、ほとんどの出走馬が「重賞ウィナー」という肩書の持ち主ばかり。
重賞未勝利なのは4枠7番のヤマニンサルバムと、6枠10番のトップナイフだけ……。
ヤマニンサルバムは“重賞の壁”にぶつかっている印象ですが、トップナイフはGⅢ京都2歳SとGⅡ弥生賞、そしてGⅠホープフルステークスで2着になっている「重賞連対馬」です。
能力と実績で考えると、◎シャフリヤール、〇ジャックドール、▲ダノンベルーガ、△プログノーシス、△ウインマリリンとしたいと思います。
札幌記念の展開を考える
展開面を考えてみます。
5枠⑨アフリカンゴールドと8枠⑮のユニコーンライオンのどちらかが先頭を取りに行くのだと思います。
逃げ馬である⑮ユニコーンライオンにとって、外枠の15番は辛いとこですね。
⑤ジャックドールは2、3番手で“控える競馬”ができることは実証済みなので、スタートの出来次第ですが、無理に先頭を取りに行かない可能性の方が高いと思います。
①ソーヴァリアントに騎乗するルメール騎手は、⑤ジャックドールをマークする競馬し、人気になりそうな④シャフリヤールと⑬プログノーシスは中団からやや後方周辺で脚を溜めて末脚勝負をすると思います。
展開を考えるうえで困らせてくれるのは、⑧マテンロウレオに騎乗する横山典弘騎手と、⑩トップナイフに騎乗する横山和生騎手です。
私には、ときにガラッと戦術を変えてくるこの親子が騎乗する馬の展開予想が難しく感じます。まだ武史騎手の方が展開予想しやすいです。
⑧マテンロウレオと⑩トップナイフも実力があり、騎手が大胆な戦術をとってくる可能性があるので抑えておきたいと思います。
⑥ダノンベルーガにとっては2度目の右回りコースで、札幌競馬場での競走は初出走となります。
皐月賞でジオグリフの4着に入る前までは「ダノンベルーガ、右回り不安説」が出回っていました。
皐月賞の2着馬はイクイノックスで、3着馬はドウデュースであることを考えると、「相手が悪かった」で説明がつきますが、その後右回りの競走に出走していないので、不安説が払しょくできた、とは思っていません。
……⑥ダノンベルーガの取捨選択が難しい。
札幌記念2023の予想
札幌記念の予想
◎…⑤ジャックドール
〇…④シャフリヤール
▲…⑬プログノーシス
△…②ウインマリリン
△…①ソーヴァリアント
△…⑩トップナイフ
☆…⑥ダノンベルーガ
本命・軸馬は、不安要素が少ない⑤ジャックドールを推したいと思います。
距離適性、コース実績、騎手、どれも安定しているので、3着以内は堅いと思います。
対抗は④シャフリヤール、単穴には⑬プログノーシスのディープインパクト産駒にしたいと思います。
④シャフリヤールにとって2000mという距離は短いと思いますが、能力値が高いので対抗評価としたいと思います。
⑬プログノーシスには右回りの2000mの競走はあってると思います。鞍上が川田将雅騎手であることはプラス材料だと思います。
実績的がある②ウインマリリンを複穴の一番手にし、札幌競馬場2戦2勝の①ソーヴァリアントを複穴の2番手、そして⑩トップナイフを複穴の3番手にしたいと思います。
注目馬は⑥ダノンベルーガです。直前の様子を見て決めたいと思います。
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