GⅠヴィクトリアマイル2023の予想【事前予想・火曜日】
2023年、今年のGⅠヴィクトリアマイルには2頭の桜花賞馬が出走します。
一頭目は2021年の桜花賞馬・ソダシで、2頭目は2022年の桜花賞馬・スターズオンアースです。
今回はソダシとスターズオンアースを中心に有力馬を考えていこうと思います。
“マイルの女王”ソダシ
ソダシはマイル戦を得意としています。
マイル戦に限れば5戦4勝3着1回で、複勝率は100%です。
純粋なマイルより200m長い1800m戦でも4戦2勝1着1回です。
着外だったのは、ダートGⅠチャンピオンズカップに出走した時(12着)です。
さらに東京競馬場と相性が良いようで、同競馬場では4戦2勝2着1回という成績です。
2歳の時にGⅢアルテミスステークスを勝ち、4歳となった昨年はヴィクトリアマイルを勝利しています。
2着となったGⅡ府中牝馬ステークスは1800m。着外(8着)になったのはGⅠオークスの距離は2400m。
ソダシについては、「牝馬同士のマイル戦では上位の実力を有している」と言えます。
今回のヴィクトリアマイルでは主戦騎手の吉田隼人騎手ではなく、ダミアン・レーン騎手が騎乗します。
これまでの吉田隼人騎手はソダシをきちんと乗りこなしていたと思います。しかしながらの乗り替わり。
この乗り替わりがどのような結果をもたらすのか、気になるところです。
“牝馬二冠”スターズオンアース
昨年の桜花賞・オークスを勝利した“牝馬二冠馬”スターズオンアース。
「牝馬二冠」を連勝した後、骨折していることが判明し、夏場は治療のため休養。
秋は、ぶっつけ本番でGⅠ秋華賞に挑みスタニングローズの3着。
今年2023年の初戦はGⅠ大阪杯でジャックドールの2着。
スターズオンアースの距離適性はマイルより2000m前後の中距離にあると思います。しかしマイル戦での成績は[1-2-1-0]であり、着外になったことはありません。
ちなみに、スターズオンアースの全成績は[3-4-2-0]と複勝率100%です。
骨折休養明けの秋華賞の3着。牡馬との混合レース大阪杯の2着。
「マイルも走れるレベルの高い中距離馬」…。それがスターズオンアースに対する私の感想です。
スターズオンアースの鞍上は引き続きルメール騎手。
「大崩れしない馬」と「トップクラスの騎手」の組み合わせです。
“安田記念の覇者”ソングライン
昨年のヴィクトリアマイル5着後に出走したGⅠ安田記念では見事に優勝したソングライン。
昨年は池添謙一騎手が鞍上を務めましたが、今回は戸崎圭太騎手が鞍上を務めます。
池添謙一騎手はメイケイエールに騎乗することになっています。
推測ですが、「メイケイエールは池添謙一騎手じゃないと走らせるのが難しいけど、ソングラインなら他の騎手でも大丈夫」という判断があったのだと思います。
ソングラインは自力のある馬なので、戸崎圭太騎手にとってはチャンスだと思います。
“GⅡ女番長”から脱却したいメイケイエール
GⅡ競走は勝てるのに、GⅠ競走では勝利を掴めていないメイケイエール。
池添謙一騎手が「ほんの少しだけ運が向けば、GⅠを取れる馬なんですが…」というコメントを残すくらいの能力は持っているので、それを発揮できる状況になると良いのですが…。
スプリントを主戦場にしているメイケイエールにとって、マイル戦となる今回のヴィクトリアマイルでどのような走りを見せてくれるのか、楽しみです。
GⅠ初勝利のチャンス!ナミュール
ナミュールのマイル戦での成績は[3-1-0-2]で、着外だったのはGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(4着)と桜花賞(10着)の時の2回です。
阪神ジュベナイルフィリーズでは勝ち馬から0秒2、桜花賞では勝ち馬から0秒3と、その差は僅かでした。
ナミュールは左回りのコースでは[2-1-1-0]と複勝率100%です。
ヴィクトリアマイルが開催される東京競馬場は左回りのコースとなります。
マイル戦で好成績を残し、左回りの競馬場では複勝率100%。
そんなナミュールに騎乗するのは横山武史騎手です。
ペリファーニアと挑んだ桜花賞で3着。ソールオリエンスで皐月賞を制し、ウンブライルと挑んだNHKマイルカップでは2着と好調のようなので、ナミュールを勝利に導いてほしいと思います。
現時点での予想印
現時点では本命をスターズオンアースとし、対抗をナミュール、単穴をソダシと考えています。
連下はソングラインで、注目馬はララクリスティーヌとしています。
ララクリスティーヌを注目馬にした理由は「騎手と相性が良いから」です。
「牝馬は牡馬以上に騎手との相性が大事である」と私は考えています。
ララクリスティーヌの全12戦のうち6戦に菅原明良騎手が騎乗しています。
ララクリスティーヌに菅良騎手が騎乗した時の成績は4勝2着2回と連対率が100%です。
ララクリスティーヌの芝1600mでの持ち時計は1分32秒5。
これまでの戦績を見ると「マイラーというよりスプリンターなのかな」と思いましたが、枠順やレース展開が合えば3着以内もあり得ると思います。
最終的な予想は、追いきりなどを見て決めますが、現時点では上記のように考えています。
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